東北で2番目に高い山、鳥海山(2236m)に登ってきました。

秋田富士、出羽富士とも言われる山で、修験や山岳信仰の場所らしいです。
景色が良いと評判なので今まで2回来たことがあるのですが、
2回とも曇っていて何も見えませんでした。


晴れ
今回は曇りでは無く、晴れている日に来れました!
実は引っ越しで近所(山形県酒田市)に住んでいまして、常に機会を伺っていました。

鉾立展望台の駐車場はすでに満車。さすが日本百名山です。
バイクでなかったら登山できずに帰るところでした。
入口にある地図

登山道にある地図を見るとテンション上がりますよね。
未知の世界に行くみたいで!
7:30 登山開始
登山届をポストに入れて登山開始です。

三頭身のお坊さんの右隣が登山道です。
最初は整備された道が続きます。

登山道が良いせいか、大朝日岳の時よりも団体の登山者がなかり多くて、
常に誰かが周りにいる状況でした。
整備されているとはいえ雨上がりなので、ぬかるみもありました。

早速頂上が見えました。けっこう距離があるようです。
8:00 良い眺め

ずっと前からこの景色を見たいと思っていました。
山から見下ろす青い海と青い空、そして水平線。
空気が澄んでいる季節ならもっと綺麗でしょう。
この付近にはトンボが沢山いました。
風に乗っているのか、歩くのに並んで飛んでいます。
トンボは日陰には少なくて、日差しのある場所に多いです。
8:30 残雪
まだ雪が残っていました。

冬には相当な雪が降っているということですね。

ニッコウキスゲ(黄色)、チョウカイアザミ(赤紫)、ハクサンボウフウ(白)といった
高山植物が沢山生えていました。
9:00 鳥海湖と御浜小屋
最初の休憩スポット「御浜小屋」が見えてきました。

御浜小屋から下に鳥海湖が見えます。

沢山の登山客が休んでいました。
ちなみにトイレは一杯になったらしく使えませんでした。

休まずにそのまま進みます。
9:30 草原

小さな山が沢山ある感じで、アップダウンが続きます。
10:00 草原と岩

草原を進むと、岩場が増えてきました。

草が生えない場所があるとは思わなかったです。
登ってみると山の印象は変わりますね。
10:30 山頂小屋が見える

左側に山頂小屋が見えてきました。
ここまで来ると草原では無く完全に岩場です。

右側は雲海です。絵に描いたような雲海。

山頂小屋の手前、少しだけ雪渓を通ることに。
雪渓は初めてなのと、装備が無いので怖かったです。
一度滑るとそのまま下まで滑り続けます。

無事に山頂小屋に到着しました。まだ頂上ではありません。
11:00 頂上までの岩場
山頂小屋から山頂までは急な岩場です。

白い目印を頼りに山頂を目指します。

登山というよりロッククライミングをしている気分でした。

岩の裂け目を通ります。どうやったらこんな地形ができるんでしょう。

■11:15 山頂
山頂に到着しました。

雲が出てきたので地上は見えなかったです。

下山開始。

下りは目印が見えにくくて少し迷いました。
踏み外すとヤバイです。

山頂小屋まで降りることができました。

登山客がかなり増えていました。
12:00 下山開始
トンボの大群が風に乗って移動していました。

どんどん下っていきます。





下るにつれて気温が上がって暑くなってきました。
霧も出てきたようです。

鉾立展望台が見えてきました。
14:40 下山
登山口に戻ってきました。
御地蔵さんの服が変わっています。

鉾立展望台にある食堂で昼食。

ビジターセンター
昼食の後、隣にある鉾立ビジターセンターに行きました。

植物や動物、岩石など、様々な資料が展示してあります。


頂上付近で見かけた赤い岩がありました。

剥製や噴火の記録、珍しい動物の記事もあります。

イヌワシの記事で初めて知ったのですが、日本に野ウサギがいるんですね。
鳥海ブルーライン
帰宅の途中、ひぐらしが鳴いている場所がありました。
酒田ではあまり聴かないので、聴き入ってしまいました。
最後に
鳥海山は、人が多くて安心して登れるオススメの山です。
登山で見かけた自然についてビジターセンターで学べるのも良いです。
今まで植物に興味は無かったのですが、
チョウカイアザミの禍々しい姿が新鮮で好きになりました。


機会があれば、空気が澄んだ季節にもまた来たいです。