大鳥池とタキタロウ館

  • 2020年8月23日

タキタロウ

山形県鶴岡市大鳥の山奥に大鳥池という大きな湖があります。

水深は68mもあり、タキタロウという巨大魚が住んでいます。

タキタロウは冷水を好むため、普段は光が届かないような深い場所にいて、

みぞれが降る頃になると産卵のために浅瀬・沢に姿を表すそうです。

登山届を提出

酒田市から1時間半、大鳥に到着しました。

既に山奥です。ミンミンゼミが数匹、ツクツクボウシが1匹鳴いていました。

目的地は大鳥池、片道3時間の登山になります。

朝日屋旅館のポストに登山届を提出して泡滝登山口に向かいます。

林道

泡滝登山口まではしばらく未舗装路が続きます。

オフロードバイクで良かったです。

そういえば大朝日岳の朝日鉱泉までの道も未舗装路でした。

登山開始

駐車場はあまり広くありません。10台ほど停まっていました。

駐車場から少し歩くと登山口です。

大鳥池までの距離が分かる看板もあります。ありがたい。

右に大鳥川

登山道の右側には常に大鳥川が流れています。

川の音が大きいので熊除けの鈴を大きめに鳴らしながら進みます。

1/10

10個のポイントのうち最初の1番が見えてきました。

湧き水が川に流れています。

3/10 ジミヤチ清水

このように湧き水や小川、滝で登山道が分断される箇所が10箇所以上はありました。

吊り橋

吊り橋を渡って大鳥川の右側に移ります。

吊り橋がなかった頃は、川の石を伝ったのでしょうね。

5/5

しばらく森の中を進みます。

大鳥池まで半分の地点に到着。小川をまたいで先に進みます。

登山道を分断する小川の一つ。

日差しが入る場所だと神秘的な光景になります。

キノコ

ひたすら森の中を進みます。

コケの生えた岩やキノコをよく見かけるようになりました。

吊り橋

2つ目の吊り橋が見えてきました。

この辺りから大鳥川と離れるようで、水流の音が遠くに聞こえるようになりました。

キノコ。

ショートカット禁止。

登山道が川

湧き水で登山道が川になっていました。水が豊富です。

傾斜のある道は苦手です。

西蔵王の龍山でこの手の道を歩いた時、

足を滑らせて転落しそうになったことがあります。

土砂崩れの後。山に道を作ると何れこうなるんでしょうか。

10/10 大鳥池

大鳥池が見えてきました。

ここは大鳥池です。の看板。

周りの山が高い。神秘的な雰囲気です。

ここから以東岳まで4時間、その先には大朝日岳があります。

いつか泊まりで縦走したいですね。

看板に書いてある「外トイレ」は異臭がせず、とても綺麗でした。

タキタロウ山荘

大鳥池のほとりにある山小屋には泊まることができます。

ヒメマスという魚を放流しているようです。

釣れたらお知らせ下さい!

中に入ったのですが、張り紙が多くてよく分からなかったのですぐに出ました。

大鳥池の水門

山奥にある大鳥池ですが、水門があるのでダムの役割も担っています。

この石碑によると、工事は相当困難だったようです。

空輸で資材運搬を行い、平成2年に完成させたのが今の水門です。

昔は遠浅でしたが、水門ができたことで水深が5m深くなったそうです。

大鳥池の周囲

大鳥池の周囲を確認します。

まず、道が狭い。

こんな所で2m超えの巨大魚と格闘したときには、

引きずり込まれて湖に落ちるでしょうし、落ちなかったとしても取り込み不可能でしょう。

常に湖に向けて開けているわけではなく、間に木々が茂っていることもあります。

登山道と同じく、所々で湧水や小川、滝が流入しています。

滝のある場所がいい感じの雰囲気だったのですが写真を撮り忘れました。

足元には常にたくさんの小魚(稚魚?)がいました。

人を見ても逃げないです。

大鳥池から以東岳に向かうコースは2つあり、湖の途中で分岐します。

とにかく距離があるので日帰りは厳しそうです。

下山

目標を達成したので帰ります。

帰りも全く衰えない水量です。

よく見ると吊り橋のワイヤーが伸びてますね。

川の水量も相変わらずです。轟音。

最初の吊り橋を通過。

川沿いを下ります。

写真は撮れませんでしたが、帰りはトカゲやヘビを多く見かけました。

岩肌が見える場所がありました。

どうやってこんな場所に登山道を作ったのでしょう。

無事登山口に戻ってきました。歩き疲れて足が痛いです。

セミが少ない?

駐車場に戻ってきて改めて思ったのですが、セミの声が少ない気がします。

山の中ですから、セミの大合唱が聞けるのだろうと思っていました。

時期的に遅いのでしょうか。去年の8月の大朝日岳の時もセミの声は聞こえませんでした。

温暖化のせいで昼間が暑すぎるのかもしれませんね。

スズムシなどの夜の虫の大合唱は自宅のアパートでも聞こえるのですけど。

下山

泡滝駐車場からバイクで出発。

途中、鳥獣の看板を見かけました。

いや、1匹も見かけませんでしたよ。どこにいるのやら。

鶴岡市になる前、朝日村の時代には沢山いたのでしょうか。

林道を抜けて舗装路へ。

草原の脇を通ります。

タキタロウ館までもう少しです。

タキタロウ館

大鳥にあるタキタロウ館に戻ってきました。

今まで人がいない山道でしたが、ここまで来れば一安心です。

タキタロウ館では食事をとることもできます。

生まれて初めてイワナを食べました。

注文してから焼くので少し時間がかかります。

山ぶどうシャーベッド。酸っぱい。

どちらも素朴な味で美味しかったです。また来たときに食べたいです。

タキタロウ館の資料

タキタロウ館には資料が置いてあるスペースがあります。

ウサギのような口が印象的なタキタロウ。

タキタロウの生態に関しては分からないことが多く、

警戒心が強いとか、船に乗ってたら近寄ってきたとか、

ヌメヌメしているとか、産卵後も脂がのっていて美味いとか

色々なウワサがあります。

実はただの大きなイワナで、同種のイワナを食べて大きくなったという説も。

知れば知るほど気になってきます。

かつて行われた捕獲作戦の新聞記事を読むこともできます。

そのほか、他の未確認生物の記事、山菜取り、釣りキチ三平の漫画など

参考になる様々な資料があります。

余談

写真が印象深かったせいか、この日の夜、タキタロウに食べられそうになる夢を見ました。

場所はなぜか酒田北港(海)。

防波堤に座っていたところ、水中にいるタキタロウと目が合って襲いかかってきました。

イワナがヘビを食べるという話があるので、

もしタキタロウがイワナのような性格なら、

ウサギやシカ、場合によっては人間も食べるのかも知れません。

寄り道

タキタロウ館、とても面白かったです。

また来れる日を楽しみにしています。

帰宅途中、廃道のような場所を発見。

しばらく進むと、ダムの管理棟がありました。

廃道ではなかったようです。

その後、周囲を少し探検しました。

崩れて通行止めになった道路。

写真を撮ってないですが、山奥に居住区があったりしました。

少し探検した後、元の道に戻りました。

あと一ヶ月ほどで収穫になるであろう田んぼ。

大鳥地区への道は、車やバイクが少なくてとても良かったです。

周りを気にせず40~50km/hくらいでゆっくり走れますからね。

月山道路からの分岐地点まで戻ってきました。

入り口に花壇があって綺麗です。

最後に

良い道を走り、神秘の湖まで登山をし、

美味しいイワナを食べ、未開の場所を探検した、

内容の濃いツーリングでした。

オフロードバイクと登山用品を持っている方、

大鳥池はオススメのツーリングスポットですよ。